昨日の豪雨と過去の豪雨(神丘教室)
破田野です。
昨日の夕方から夜にかけてのどしゃ降りと雷、大丈夫でしたか?
急に道路が水浸しになったり、近くの植田川が溢れたりと、本当に衝撃的でした。
出勤前にテレビで見た植田川の映像は、時おり自分が通る場所だったこともあり、いつもと違う光景に胸が痛む思いでした。
昨日は早めに帰路についたものの、事故渋滞などで帰宅にいつもの3倍ほどの時間がかかってしまい、災害の影響と怖さを目の当たりにしました。
昨日は塾を休校とさせていただきましたが、生徒や保護者の皆さまの無事のお声をちらほら伺うことができ、ひとまず安心しております。
実は昨日の激しい雨を見ながら、ふと「あの日」のことを思い出していました。
2000年の東海豪雨のときのことです。そういえば、あの凄まじい豪雨が発生したのも9月11日頃のことでした。
秋雨前線に台風の湿った空気があたり一面に流れ込み、激しい大雨をもたらしたのです。
この時期特有の不安定な空模様と日付の巡り合わせも重なり、当時の記憶がより鮮明によみがえってきました。
当時、学生だった自分は矢田川のすぐ近くに住んでいました。
普段、天気が悪い日は必ず傘を持ち歩いていたのですが、よりによってその日に限って家に傘を忘れてしまっていたのです。
(学生時代で傘を忘れたのは唯一その日だけなのですが、このときの記憶が強く残っていたからこそ、その後は絶対に忘れないようになったのだと思います)
下校時に矢田川を越える際に見えた、水位がぐんぐん上がっていく濁流、激しくなる雨、そして手元に傘がないという焦り。「川がこんな状態になるなんて」「どうして今日に限って傘がないんだろう」と、心底パニックになったのを覚えています。
しかし、本当に大変だったのは雨が上がった「その後」でした。
翌日、学校の授業自体はあったものの、今度は先生が出勤できないという異例の事態になりました。
災害というのは「雨が降っているその瞬間」だけでなく、その後の日常を取り戻すまでの過程こそが過酷なのだと、このとき身にしみて思い知らされました。
ただ、この東海豪雨の経験は決して無駄にはなりませんでした。
あの大規模な浸水被害のあと、名古屋市は大規模な地下調節池やポンプ場を整備し、水害に強い街づくりを徹底的に進めました。
昨日のような凄まじい豪雨でも当時のような壊滅的な被害を免れているのは、この「過去の教訓を生かした備え」が街を守ってくれているからです。
そして今、あの日の体験を振り返り、自分自身が身をもって学んだ大きな教訓があります。
それは、「日頃からの備えを怠らないこと」、そして「いざという時に焦らず、正しい情報を見て冷静に判断すること」です。
普段なら「まあ大丈夫だろう」と見過ごしてしまう小さな油断や準備不足がひとつあるだけで、人は想定外の事態に直面したときに簡単にパニックに陥ってしまいます。
予期せぬトラブルや危険が迫ったときに自分の身や大切な人を守れるかどうかは、日常の中でいかに「最悪の事態を想定して準備できているか」にかかっているのだと、あの豪雨は強烈に教えてくれました。
万全な備えや事前の情報共有という「支え」があって初めて、人は突発的な事態でも心を落ち着かせ、次の正しい一歩を踏み出すことができます。
この教訓は災害時はもちろんのこと、これから先の人生でさまざまな壁や予期せぬ事態に遭遇したときにも、決して忘れてはならない大切な考え方だと実感しています。
秋雨前線や台風の影響で、まだまだ天気が不安定な日が続きます。
「雨が強くて心配だな」というときは、無理をせず安全第一で!









