中学時代、最も印象に残っているエピソード 後編(長久手教室)
昨日の続きです。
体育祭の優勝が決まったと思っていたら、
アナウンスが入りました。
「3年A組の第2走者がトラックの内側を
走ったという事で、A組は失格となります。」
その後すぐに失格だと無得点だという
アナウンスが追加されました。
この判定に生徒・保護者からの不満の声が凄く、
ブーイングのような声がしばらく止みませんでした。
このリレーの結果でC組の逆転優勝が
決まってしまいました。
ただの失格で逆転されたという話ならば
ここまでブーイングがなかったと思います。
しかも保護者からも。
実はその走者がトラックの内側を走っていない事は
多くの生徒・保護者がわかっていたんです。
うちのクラスの走者はずっと一番外側を
走っていたので。
もちろんこれは反則にならない為の作戦でした。
だからそれを見ていた多くの生徒や保護者から
ブーイングがあったわけです。
なにかがおかしい、と。
赤い旗を上げたのは陸上部の女子生徒で
僕の幼馴染の妹でした。
みんな真実が知りたかったので
体育祭終了後、妹に聞いてもらう事に。
幼馴染の妹は泣きながら話してくれました。
うちの第2走者は失格になる反則を
してはいなかった事。
リレーが始まる前に失格にするように
指示があった事。
その指示をしたのは陸上部の顧問だった事。
なぜそんな事をしたのか未だにわかりません。
運動が苦手な生徒が多く、後輩が担任の
クラスにだけは優勝させたくなかった
という結論に当時至りましたが(笑)
納得できない負け方をしたので
体育祭後も教室で多くの生徒が
泣いていました。
そんな中、体育祭で総務交代だったので
S先生に最後の挨拶をしといてくれと
頼まれました。
みんな号泣の中、何喋んねんって思いました(笑)
が、とりあえず励ます事に。
「全く納得できるわけないから悔しいね。」
「抗議した所で何も変わらないし。」
「出来る事は2か月後の合唱コンクールで
優勝する事だと思うんだ。」
「切り替えて今から優勝するために
努力しようよ!」
こんな事を伝えたと思います。
話し終えた後、大量のジュースを手にS先生が
教室に入ってきました。
目を真っ赤に腫らせながら。
ジュースを飲みながらみんなで愚痴る事で
笑顔が戻ったA組。
そんな時に「ちょっと来てくれ」と
S先生に廊下に呼ばれた湊。
「今日は本当にお疲れ様。」
「これ打ち上げの足しにしてくれ。」
と3万円を受け取りました。
みんなには
「お前の親から受け取った事にしてくれ。」
と言って去っていきました。
この瞬間からです。
S先生のような教員になりたいと
思うようになったのは。
教員ではなく塾講師ですが
子供と接する仕事に就きました。
その後の事を少し書きます(^^)/
教室に戻った後、みんなと相談して
受け取った3万円は先生のために
使う事にしました。
彼に受け取った3万円はジャージと花束に変わり、
卒業式の日に渡しました。
卒業式、最後のホームルームで最初に
泣いたのはS先生。
誰よりも泣いていたのもS先生。
そこだけは見習わないように毎年卒業生を
送り出しています(笑)
僕らの卒業後、後輩から
「毎日先輩たちが渡したジャージ着てます!」
「ジャージもらった話、よくしてます。」
と聞きました(´▽`*)
成人式の日、S先生と再会したので
当時の話をしつつ、先生に影響を受けて
教員を志している事を話しました。
「自分のような教員が影響を与えられて嬉しい。」
と喜んでもらえました。
今の夢は自分に影響を受けて
塾講師になる卒業生を輩出する事です(^^)/
この夢が叶ったらS先生とお会いしたいなぁ
なんて思っています。
はい、という事でかなり長くなりましたが
湊の中学時代のエピソードをお送りしました(´▽`*)
お付き合い頂き、ありがとうございました♬
今日はこの辺で。
ではでは。
2023.07.31 | ブログ , 長久手教室
中学時代、最も印象に残っているエピソード 前編(長久手教室)
休みなので湊の思い出話という超絶余談で(´▽`*)
以前、中学時代の恩師であるS先生
について書きました。
生徒会の思い出 前編(長久手教室)
生徒会の思い出 後編(長久手教室)
このブログでも軽く書いていますが、
教員になりたいと思ったきっかけが
S先生です。
中3の体育祭での出来事で
「S先生のような先生になりたい。」
と思うようになりました。
そんな話を今日は書いていこうと思います(^^)/
中3のクラス分け発表の日。
当時3クラスだったうちの中学。
3年A組の担任が3年目のS先生、B組がS先生より
少し年上の体育担当の教員、C組が学年主任の
ベテラン先生だったのですが、クラスの組み分けを
見て学年中がざわつきました。
女子生徒は特に問題はなかったのですが、
男子の振り分けが凄かった。
体育担当で陸上部の顧問の先生のクラスに
陸上部男子部員が全員入れられていて、
残りの運動部に所属している男子生徒のほとんどが
BとC組に、帰宅部の男子ほとんどがA組という
振り分けでした。
あまりにもあからさまなクラス分けに
生徒も保護者も呆れていた記憶が
あります(;・∀・)
空手の練習があり部活に入部していなかった
湊は自動的にA組。
(後日、中2の時も担任だったS先生から
「指名した」と聞きました)
このあからさまなクラス分け。
何がキツイって体育祭なんですよ。
帰宅部だった多くの生徒が運動が苦手。
運動が得意だけどちょっと不良やってるのもいて、
クラス分け発表の日から「こんなん勝てんやん」、
「体育祭終わったわ」なんて声があがってました。
うちは当時、体育祭にかける思いが凄い中学。
最後の体育祭になる中3は特に。
それをわかってなのか、クラス分け発表の日の放課後、
S先生に呼ばれて謝られたのを覚えています。
そんなクラスの総務(級長)を任された湊。
明らかに不公平なクラス分けに納得して
いなかったので、体育祭の出場競技を
立候補制ではなく話し合いで決めよう!
と提案しました。
「ほかのクラスの担任も生徒もうちが勝つなんて
絶対思ってないよ。」
「これで勝ったらめっちゃ気持ち良くない?」
これでスイッチが入ったA組は
入念に話し合いをして出場競技を決め、
作戦を立てて猛練習をしました。
S先生に指名された湊を含め数人も、
不良やってた子も運動苦手な子も
体育祭の練習からみんなまとまって
仲良くなったなぁと思います。
学年優勝をするためにクラスも団結し、
体育祭当日を迎えました。
入念に立てた作戦と猛練習が活きたのか
快進撃を続けるA組。
最後の競技であるクラス対抗200m×4リレー。
この競技の前に1位だったA組。
得点にどのくらいの差がついているか
本部に見に行く事に。
本来なら見れないんですけど
生徒会役員だった湊は見れました(・∀・)
1位がA組で2位がC組だったのですが、
最後のリレーでC組がトップ、うちが最下位を取っても
逆転される事はない点差でした。
(最下位でも少し点が入るので)
これをみんなに伝えに行くと、みんな大喜び。
まだ最後の種目が始まってもいないのに
泣いている子もちらほらいました。
そんな状況で最後の種目が始まりました。
2位だったC組がトップでしたが、
うちのクラスのアンカーは2着でフィニッシュ。
アンカーがゴールした瞬間に全員で大盛り上がり。
抱き合いながら歓喜の涙を流していました。
リレーの結果発表時、
「審議に入りますので少々お待ちください。」
というアナウンスが。
一瞬静まり返り、ざわつきます。
え、なんで?なにがあった?
なんて声が多方からあがっていましたが
僕は気が付いていました。
各クラスの第2走者が団子状態で
走っている時に、トラックの内側にいた
審判の赤い旗が上がった事を。
(審判の事を監察員と言うらしい)
うちの中学では短距離・長距離競技の際に
数名の監察員がトラックの内側にいて
白い旗と赤い旗を持っています。
問題がない時は、白い旗を上げて
何か問題があった時は赤い旗を上げる
というルールでした。
そんなルールは説明もされていないので
後日知った事ですが(;・∀・)
数分後、再度アナウンスが入りました。
つづく
2023.07.30 | ブログ , 長久手教室
いつまでも楽しそうに仕事をする(長久手教室)
「湊先生って本当楽しそうに仕事してますよね。」
少し前にある生徒に言われました。
ここ数年、生徒や保護者様からよく言われる
ようになりました。
本当に楽しそうに仕事をしているんでしょうね(^^)/
あとはこのブログでも楽しそうなのが
伝わっているのかな、とも思います。
(まぁ仕事好き好き言うてるし)
これだけならば割と日常なのですが、
その後の言葉が印象に残っています。
「自分の親の仕事を見ていても楽しそうに
見えないんですよね。」
返答に少し困ったのを覚えています。
「社会人」、「仕事」について
卒業生に話す事はありますが、
まだそれらが全くリアルじゃない
彼らにどこまで伝えたら良いのかは悩みどころ。
「別に楽しかったら良しってわけでも
ないと思うぞ。」
「社会人にとっての仕事って、中学生にとっての
勉強と同じだと思うのよ。」
「出来ればやりたくないじゃない?」
「仕事も多くの人が出来ればやりたくない
って思っているんじゃないかな。」
「でもたまに勉強好き!っていう変わった奴いるじゃん?」
「それが俺なのよ(笑)」
「そんな変わった俺と比べると親御さんが
仕事を楽しそうにやってるようには
見えないかもしれんね。」
なんて伝えました。
自分自身、いつから楽しそうに仕事を
しているのかあんまり覚えてないです(^^)/
塾講師を選んだのもやりたい仕事だった
というわけでもないんですよねぇ。
そもそも自分がやりたい仕事を
選ぶ気もなかったんですけどね。
空手の指導員時代から子供の世話を焼くのが
好きだったのと、ずっと教員になるための
勉強をしていたので、そんな自分が戦えるかな
って思える場所が塾講師だったというだけで。
それが性格的なもんなのか、
長久手という地域が合っていたのか
長久手教室に来てからどんどん
仕事が楽しくなって今に至る、と(^^)/
3年前よりも2年前の方が、
2年前よりも去年の方が、
そして去年より今年の方が
楽しくなっています。
なので楽しくなくなる事は
ないと思っています(´▽`*)
今後も楽しそうに仕事をして
塾講師になりたい!なんて生徒が
出てくるといいです♬
今日はこの辺で。
ではでは。
2023.07.29 | ブログ , 長久手教室
夏の計算バトル(長久手教室)
今年の夏期講習会。
小6では授業の最初に計算バトルを
実施しています。
中学生の数学を見ていると、
2桁×1桁や3桁×1桁の簡単な計算でも
筆算を使っている子が目立ちます。
計算ミスをするくらいならば
筆算使えばいーやんとも思いますが、
ここは鍛えて損はないとも思うので
毎授業全員でバトルをしています(´▽`*)
普段ゆっくり解いているくせに
こういう時だけ速い男子(笑)
スピーディーになおかつミスなくという
ハイレベルな要望を伝えていますが
みんななかなか良い結果を残してくれています(^^)/
今年の小6は本番に強いタイプの子が
多いのかもしれませんね(´▽`*)
こういう積み重ねが今後の数学力に
結びついてくれると良いです(´▽`*)
講習会後も継続してやっていこうかなって
思っている湊でした(^^)/
今日はこの辺で。
ではでは。
今年も日課の打ち水。
おニューのホースでジャババババ。
2023.07.28 | ブログ , 長久手教室
現在の指導システムになった経緯(長久手教室)
昨日から夏期講習会が始まってます。
初日やっただけでわかりました。
すんごい忙しい事が(笑)
なのに今日書こうとしているのが
とてつもなく長くなりそうな内容(笑)
しかも構成とかあんまり考えずに
書きたい事をそのまま書くつもりです。
そんな長くなりそうなブログを
のんびり書いている暇はないので
出社前に家で書いています(´▽`*)
書きたくなってしまったので
仕方ないんです(・∀・)
何を書こうとしているかというと、
現在の長久手教室の指導システムに
なった経緯とか個別・集団に対する
僕の考えとか。
ほら、長くなりそうでしょ?笑
ま、そんな事気にせず書いていきます♬
湊が長久手教室の教室長として
異動してきたのが2016年の3月。
既に開校して3年以上経っている
教室だったのと、前任の教室長との
2人教室だったという事もあり
最初の1年は元々の教室のシステムを使用。
2017年に柴田先生が新卒で
うちに来たタイミングでシステムを
徐々に変えていきました。
やっぱり自分が責任者を任されている
教室ですもん。
自分の色を出したいですよね(笑)
ってかそれが出来なきゃつまらないんで
教室長なんてやりません(笑)
いかんいかん。
話が逸れ始めているので戻します。
色々と変えてきましたが、
最も悩んだのが個別対応の部分。
うちは個別塾ですが、講師が正社員のみ
なので指導形態がどうしても集団に
近くなります。
1コマの時間を短くすれば1対3
くらいで出来ます。
が、小学生60分、中学生90分授業は
譲れませんでした。
理想の指導をするためには
どうしてもこの時間は欲しい。
バイト講師を雇うという考えは
元からないし、正社員講師を増やせば
増やすほど会員数が必要になってくる。
結局のところ塾はビジネスです。
「売り上げではなく生徒の学力にピントを合わせてます!」
なんて言っていますが、潰れたらそんな事も
言えんわけで(笑)
でもやっぱり売り上げ至上主義には
なれないので、講師を増やすという
選択肢も僕の中ではないです。
もうシステム的に個別指導部分を
入れるという選択肢以外ありませんでした。
あ、そもそも個別指導を入れないという
選択肢はないです(笑)
それこそアウトです(笑)
どのようにして個別指導を取り入れるか。
ここは本当長い時間かけて構築して
色々試しました。
大きく分けて、
システム的な個別指導とシステム以外の個別指導を
構築しています。
システム的な個別指導では今使用している
自習管理表だったりミスチェックシートだったり
自学式だったり。
今の自習管理表やミスチェックシートは
今年作成したものなので、現在進行形で構築中。
もちろん型は出来ているので、改善している
という感じですが(^^)/
システムではない部分での個別対応は
生徒の学力と成績を徹底的に分析して、
頭に叩き込んだ上で、やる事と伝える事を
一人一人変えている所。
これが大半を占めていますが、
湊を忙しくしている原因です(笑)
これこそうちの個別指導だって思っているので、
どれだけ忙しくなろうがやらない事はないです。
個別を謳っている以上、ここには拘りたい。
個別指導、集団指導ってどちらにも
大きなメリットとデメリットが存在します。
さっきも書きましたが、正社員講師のみという
うちの会社のシステムは集団に近い形にはなります。
「完全個別じゃないんですね、、」
「うちの子、完全個別じゃないとキツイと思います。」
なんてのは問い合わせの電話や面談時で
数え切れないほど言われました。
その多くが入塾してくださっていますし、
卒業まで通ってくれています(^^)/
正社員講師のみでも個別指導は可能だという事、
講師が頻繁に変わるという個別指導においての
大きなデメリットがないという事がその要因の
一つかなと思っています。
なのでうちは個別システムを取り入れた
集団型授業で良いと思っています。
ってかそれしか出来ないし(笑)
こうして試行錯誤して、さらに試行錯誤して、
試行錯誤し過ぎて沼にハマったりもしながら
出来たのが「個別+集団+自学式」という
うちの現在の指導スタイルなんです。
書きたい事をつらつらと書いてみました(^^)/
あんまり長すぎてもウザいかな、と
少し短くしましたがそれでも1700字超え!
さすがにこの辺で終えておきます(´▽`*)
満足したし(´▽`*)
今日はこの辺で。
ではでは。
2023.07.22 | ブログ , 長久手教室