小学生に塾は必要か?①(吉根教室)
ちょっと前に、吉根教室の前の道で、
通りすがりのおばあちゃんに声を掛けられました。
そこから数十分。
教育談義の始まりです(笑)
いやー、
熱いんですよ、このおばあちゃん。
ご自分のお孫さんのことを心から心配しているのがよくわかります。
同時に、
息子さん夫婦(だったと記憶しています)の教育方針、
最近の学校教育について、
はたまた日本の教育はこれからどうなるのか?
などなど、、、
次から次へと話をされます。
一つの教育現場に立つ者として、
とても考えさせられる時間でした。
その中に、
「小学生から塾とやらに通わないといけないの?」
という質問がありました。
この疑問。
多くの保護者の方が持たれているのではないかと思います。
僕個人の意見ですが、
「必要ない」小学生が多かったと思います。
しかし、時代は変遷します。
例えば、
2020年から小学生は英語を中学生に負けないくらい勉強します。
英単語なら、
小学生で600~700語
中学生で1600~1800語
高校生で1800~2500語
の語彙レベルを要求するとも発表されています。
(※文部科学省による次期学習指導要領の改定案参照)
これはかなりハイレベルな内容です。
現在の中学生で1200語程度の語彙レベル内容なので、
大幅なレベルアップと言えます。
経験がある人なら誰もがわかりますが、
英単語の暗記というのはなかなか辛い勉強です。
そもそも暗記が苦手な小学生が増えている傾向もあるため、
このままだと中学生に上がる前に、
英語という1つの教科でさえ、大きな実力差がついた状態で、
進学することになります。
つまり、
現段階の予想では、今後ますます学力差がつく時期が早まると思われます。
当然ながら、
英語の勉強によって他の教科にも影響があるかもしれません。
英語!英語!英語が大事!
と叫んでいたら、他の教科が疎かになり得ます。
不安を煽るような言い方はあまりしたくないのが本音ですが、
これからの子供たちには非常にシビアな勉強カリキュラムが課されるのは必至です。
誰もが塾に通うべきなどとは到底思いませんが、
今後はより一層、
早い段階で「塾に通う」ということが、
選択肢の一つとして広まるかもしれません。