小沢健二の話Part2(神丘教室)
こんにちは、天野です。
今日も先週に続いて、小沢健二のおすすめの曲紹介!
今日紹介するのは
「強い気持ち・強い愛」
ストレートなタイトルですね!
この曲は1998年に活動休止に入る前の1995年に発表された曲です。
小沢健二にとって金字塔のようなアルバム「LIFE」が発売された後の曲で、人気絶頂の最中でした。
この曲はそれまでの集大成のような楽曲で、とても力強いサウンドや歌詞のように感じられます。
僕がこの曲ですごいと思っていることの一つに、「同じ歌詞なのに違うように聞こえる魔法」というものがあります。
サビの終わりが全て
「今のこの気持ち本当だよね」
で終わるのですが、
1回目のサビでは、すごく不安げに聴こえるんです。
この気持ちが本当かどうか疑っているような聴こえ方。
それが2番3番と進み、最後のサビになると、「今のこの気持ち本当だよね!!!」とびっくりマークがつくかのように聴こえます。
歌が進むにつれて、確信を持ち始めているように聴こえるんです。
合間の歌詞や歌い方、雰囲気でそういう風に聴こえてくる。
んーすごいですね。
また、全編通してとても明るく響くようなサウンドですが、所々に切なさや悲しさが滲み出ていて、そのコントラストにとても心打たれます。
最後のサビの盛り上がりは、狂喜乱舞しているかのようなストリングスが後ろから聴こえていて、メロディーもとても明るい雰囲気で大サビに向けて大団円のような盛り上がりを見せているのにも関わらず、最後のサビの歌詞は
「長い階段を上り 生きる日々が続く
大きく深い川 君と僕は渡る
涙がこぼれては すーっと頬をつたう
冷たく強い風 君と僕は笑う
今のこの気持ち本当だよね」
と締めくくられます。
このどうしようもなく抱えている悲しさや辛さのようなものを内包しつつ、それでもすごいパワーで前向きに歌い上げる姿勢こそが、まさに小沢健二のやってきた表現の集大成として完成されてるなと、個人的に思っています。
小沢健二の楽曲はそこまで深く掘り下げて考えさせられるところが、まさに文芸作品、文学作品として成り立っているなと思うわけです。
僕は他にも「さよならなんて云えないよ(美しさ)」「ぼくらが旅に出る理由」「愛し愛されて生きるのさ」「ある光」などが同じ理由で特に好きです。
それぞれの曲について、いつか授業したいくらいですね。
というわけで、良いですよ、オザケン。
ぜひ聴いてみてね。
天野










