学問に王道なし(香久山教室)
「学問に王道なし」
この業界にいる者からは、多くの賛同を得られることわざかと思います。
エジプト王プトレマイオスが「幾何学を学ぶのに簡単な方法はないか」
と問うたのに対して、ユークリッドが答えた言葉ですね。
意味:学問には簡単に習得できる近道というものはない。
いやぁ、恐ろしいほどの正論ですね。
勉強していると、わからない問題に触れ合うことは数多くあります。
その時の姿勢の違いが、このことわざに表れていると思うのですが、
ただ答え合わせをして、書き写す。これは力になりません。
このことわざの意味を知っている(本能的に)子は、問題の解説を読んで
どこがわからないかを質問してくる傾向にあります。
根本的に理解しない限りは、同じことを繰り返すだけで、無為に時間を過ごしてしまいます。
確かに、解説を読むことが面倒だったり、苦手な科目に取り組むのがしんどいものであることはわかります。
質問すればすぐに答えが出る環境、またそういった時代になってきているのもひしひしと感じますが、
今後、求められるのはそれに甘える弱々しさではないはずです。
問題をやってきなさいと言っても、わからないを上書きしました。と
ならないように、「急がば回れ」の精神で取り組んでほしいなと思います。
その為にも、根本理解になるよう、僕自身あの手この手で指導に臨みます。
タイトルは、語彙力を上げるために、ことわざを少しずつでもいいから覚えていこうと
生徒に伝えたので、そのきっかけとして引用しました。
2019.12.09 | 新着情報