仮定法はエモーション(神丘教室)
こんにちは、天野です。
最近、となりで池之内先生がやっている英語の授業を聞いていると、中3生が仮定法を習っていました。
英語の仮定法と言えば、イギリスの古いロックバンドであるピンクフロイドを思い出して「ああ!仮定法が使われてるあの曲を紹介したい!」と思い、
黙っていられず(数学の授業なのに笑)、授業の最後につい宣伝をしてしまいました。
その曲とは「Wish you were here」です。タイトルが切ないですね。
直訳で「あなたがここにいてほしい」ですが、仮定法を使っているということは、今ここには絶対いない状況であることを意味してます。
実際、この曲は病気によって脱退したメンバーに向けた曲と言われています。
バンドの歴史を知った上で聴くと、とても味わい深い曲です。(もちろん知らなくてもとても渋くて良い曲なのですが)
また、最近進撃の巨人のアニメを見返してたのですが、そこでも英語字幕で、エモーショナルな仮定法が使われていました。
グリシャ(父親)がジーク(子ども)に対して「If only I had spent more time with you…」と言うセリフ。
物語を知らないと伝わりにくいですが、あんまり面倒を見てあげられず、生き別れてしまった子どもの、成長した姿を見たときのセリフなんです。
「もっと一緒におまえと過ごせたらよかったのに…」ということですね。
なんとなく、仮定法を使うときって感情的な場面が多いものだなと実感しました。
ちなみにピンクフロイドの「Wish you were here」はアルバムタイトルにもなっていて、
そのアルバム名が「炎~あなたがここにいてほしい~」なんです。
その”炎”ってどっから出てきた!?って感じですよね。
この年代の和訳はぶっ飛んでいて、個人的にはかなり好きです。
他にもピンクフロイドの代表作で、売れすぎてロングセラーのギネスにもなっているアルバムも和訳がおかしくて、
「The Dark Side of the Moon」の日本語タイトルは「狂気」です。
中2病のようなタイトルですが、アルバムのコンセプトにはちゃんと合っていて、このアルバムも名盤です。
というわけでイギリスオールドロックの宣伝でした。
今日はこのへんで。









