発言の影響力(長久手教室)
先生と呼ばれる側の発言の影響力は
とても大きいものだと思っています。
医者や弁護士、税理士に教員などなど。
そして塾講師もです。
塾講師で言うと、生徒に対しての影響力は
大きなものだと思います。
特に入試・志望校の話に関しては。
なので極めて慎重に言葉を選びます。
また過去のデータをもとに、正しい情報を
与えています。
この時期になると中3生からの進路相談が
とても増えてきます。
「○○高校って内申どれくらい必要ですか?」
「併願か単願で悩んでいます。」
「○○高校の滑り止めはどこが良いと思いますか?」
なんて質問をどんどん聞いてきます。
それに対し、僕が持っている全ての情報を
駆使して、自分の意見を述べています。
そんな質問の中で、ちょこちょこ出てくるのが
「担任の先生にこうやって言われたんですけど」
という相談です。
基本的には問題ないと感じますが、
年に数回だけ「それはどうなのかな?」
と感じざる負えない時があります。
明らかに推薦圏内の内申を持っているのに
推薦はかなり厳しいと言われた子。
夏休み明けの時点で内申があと2、3
足りない子で「無理だ。」と言われた子。
このように言われた子は
悩み、不安になり、落ち込みます。
そしてまず親御様に相談します。
そうすると大変ありがたい事に、
「湊先生に聞いてみたら?」と言って頂ける
親御様がとても多いです。
そして僕のところに相談しに来る、
という流れですね。
大体こういう時は僕なりの意見を
全力でぶつけた上で、
「最終的に志望校を選ぶのは自分だから。
家に帰って親御様と話し合って決めな。」
という言葉で締めます。
例えばこの時期に内申が5個も6個も
足りてなくて、模試の結果も合格判定
10%ならば、「かなり厳しいぞ。」と
僕も言います。
ただ、あと少しで合格圏内だとか
もう圏内に入っているという状態で、
子供たちを不安にしかさせない言葉は
プラスに働かないのではないでしょうか。
こういう言葉で奮起させる意図があるかと
思いますが、相手はナーバスになりがちの
受験生。
発言の影響力が大きい立場からの言葉は
言われた側を大きく左右しちゃいます。
担任を持たれている先生方と受験生たちには
どうか良い関係で、入試に向かって欲しいと
思います。
自分もより一層、言葉を選んで入試まで
導いていきたいと思います。
ではでは。
2019.11.14 | 長久手教室