愛知県公立高校入試当日
こんにちは。天野です。
まずは、すべての公立高校受験生の方々、本当にお疲れ様でした。
私立高校志願者が増える中で、公立高校受験の道を選択し、ここまでやり切った人たちは、本当に偉いと思います。
「がんばり」というのは人それぞれあると思いますが、まずはやり切ったこと自体を精一杯労いたいです。
うちの塾生への言葉は、また別の機会に伝えるとして、今日は公立高校入試の分析をしてみたいと思います。
僕は理系教科担当なので、まずは数学から。
難易度的なものはあまり昨年と変わらないと思います。
ただし、明確に変わった点があり、全問解こうとすると計算量と処理しなければいけない情報量がかなり多く、問題の取捨選択が例年以上に大切なテストでした。
問題ごとに見ていきましょう。
大問1


当然、大問1が数学のテストのほぼすべてを決めると言ってもよいくらい、全受験生にとっておとせない問題だというのは、毎年と同じです。
気をつけるべきは⑷の二次方程式の解に”それぞれ3を加えた2つの数を解にもつ”二次方程式を選択させる問題。少し手間が増えるので、間違えないように注意しなければいけません。問題文をよく読んでいないと間違えてしまいます。
また⑺も素数や循環小数、無理数などの言葉をしっかり理解していないと危ない問題です。もし循環小数が絡んでくるオやカが正解の選択肢だと間違えていた受験生も増えたと思います。
無理数が「循環しない無限小数である」という基本事項だけど忘れがちなことを問われていたら、結構危うい人、多いのではないでしょうか。
⑽についても教科書やテキストにのっているような問題ですが、偏差値50近辺の人にとっては、難しく考えたり、相似な三角形が見つけられないようなことになりかねない問題ですね。
大問2


⑴は時間をかけてでも必ずとりたい2点問題でした。
場合の数をカウントするのに時間はかかりますが、努力で勝ち取れる2点は大きいです。
⑵は鬼門でした。特に数学が得意で自信の持っている人ほど固執して、解けたとしても時間がかなりとられる問題だったでしょう。
aの値を出すのに一苦労あり、座標を出して2等分する直線まで選ぶには計算量がそれなりに必要な問題でした。15~18点を目指すのであれば後回しにすべき問題です。
四角形が台形と気づいて、台形の性質をうまく使えば速く解くことができますが、本番の緊張感の中で、そこに気づける人は少数でしょう。
⑶も傾向は例年と同じで、①はすぐに答えられるでしょうが、立体の動点の問題で、②を解くには3つの動点を考えながら、三角錐と四角錐の体積の変化をグラフに表すという重い作業が伴う問題でした。
大問3

⑴の角度は必答問題。
そして例年通り⑵①と⑶①は三平方を使って単純に長さが出せる易しめの問題。
こうしてみると、例年以上に「大問2までで時間を使いすぎて、ここがとれなかった」というあるあるが起きやすかった形式でしたね。
⑵②は時間があれば解けたという人も多いと思います。
角の二等分線 → 錯覚移動 → 二等辺三角形
のパターンが脳内の引き出しにあり、三平方の定理まで方程式をもっていければ解ける問題でした。
⑶②はいわゆる捨て問に近い問題でした。
時間もない中で、この難問まで解ける人はほぼいないでしょう。
見る平面を変えながら、OGやGCを出して面積を求めていくことになると思いますが、OG,GCの長さを求めるのに苦戦するのではないでしょうか。
出し方はいろいろあると思いますが、補助線の引き方や相似の使い方に発想が必要です。
とはいえ、⑵②と⑶②は解けなくて普通です。
こんな感じでしょうか。
計算量と情報処理に時間がかかるような問題が細部にちりばめられていたので、時間の都合上、20点以上の高得点は取りにくいテストでしょう。
また関数で時間かけすぎてしまったり、グラフの問題で手間取りすぎて大問3の3点が取れないということもありそうです。
今まで以上に問題の取捨選択と、計算と情報処理スピードが問われるテストでした。
ただしっかり問題を選定していけば、大問1の10問、大問2の⑴と⑶①、大問3の⑴,⑵①,⑶①は比較的解きやすかったと思うので、平均点が去年と比べて大きく下がるようなことは、数学ではなさそうです。
以上、数学のテスト分析でした。
さておき、塾生のみんなが、悔いなく全力を出し尽くしてくれたことを、心の底から祈ります。
それではこのへんで。










