ノートまとめの功罪②(吉根教室)
お盆休みが明けましたね。
夏休みも後半を迎えています。
寂しさもありますが、
2学期に向けて、そろそろ準備をしていきましょう!!
(前回からのつづき)
ノートまとめをする目的は、
知識の整理と暗記に重点が置かれれると思います。
ただ単に、教科書やテキストを見ているだけでは覚えられないから、
自分でその内容をオリジナルに書き改めて、
自分がわかりやすいように、覚えやすいように工夫する。
そうして完成した自分だけの参考書は、
自分で作ったということもあり、
やる気も上がり、勉強に熱が入る。
このようなところが、
ノートまとめ勉強法の良い所かなと思います。
たしかに、
自分で内容を整理している段階でも多くの部分を覚えますし、
モチベーションが上がることは間違いないでしょう。
ノートまとめのコツは次のような点です。
①まとめる範囲やページ数は限定する!
何でもかんでもまとめればいい!と言って、
めちゃくちゃ大量の文章を書き、
とてつもない情報量を盛り込んだ数十ページにも及ぶまとめ方をする人がいます。
これは完全にアウトです。
辞書を作りたいわけではありません。
あくまでも自分の理解を助け、
効率的かつ効果的に暗記をするためにノートまとめをするのです。
最大でも「見開き1ページに単元1つ分をまとめる」くらいに内容量を限定してください。
②色はシンプルに少なめ!
参考書の出版社に対抗して、
異様にカラフルで綺麗な可愛いノートまとめをする生徒がいますが、
これもアウトです。
色は多くても3色。これで十分です。
黒一色でもいいくらいです。
色をたくさん使うと何が重要かわからなくなるからです。
また、色使いに集中して時間を使い過ぎてしまいます。
よって、
色を使うときは役割を決めましょう。
黒=大部分のベース色
赤=必ず覚える最重要ポイント
青=注意が必要で気を付けるところ
みたいな感じです。
後々の話ですが、
どうしても覚えられない部分などには、
黄色マーカーを引くのがオススメです。
③メモリーツリーなどを活かしてまとめの形式を統一!
まとめノート作りをするとよく現れるのが、
教科書の本文をそのまんま書き写している生徒です。
これは激しくアウトです。
それは写経です(笑)
ノートまとめの目的を見失ってはいけません。
例えば、
チャート式に記憶を繋げていく「メモリーツリー」などがあります。
特定の語句から、次の語句を線で繋いでいく(関連する語句をまとめて覚えていく)方法です。
(詳しくは検索してみてください。)
また、
テキストの内容を自分なりに表や図にまとめる、
絵にしてみるなどもオススメです。
ノートの各部分の使い方も工夫しましょう。
ノートのページを何等分かに区切って、
左ページはまとめた文章。
右ページには図や表を描く。
下の方には自分の問題を作成。
みたいな具合です。
いずれにせよ、
内容を簡潔にわかりやすくまとめる工夫を凝らさないと、
まとめノートの威力は半減です。
(つづく)