大人になって読む絵本(香久山教室)
お休みの間に機会があり、絵本を読みました。
『100万回生きたねこ』という作品です。
以前、テレビで話題にもなっていたので、ご存じの方もいらっしゃると思います。
自分は、幼い時に絵本を読んできたタイプではなかったので、
新鮮な気持ちで読みましたが、素晴らしいの一言に尽きますね!
初版は1977年と、だいぶロングセラーな作品ですが、
その意味がわかる作品でした。
ネタバレは良くないので、内容は伏せますが、レビューを参考に伝えるなら、
さまざまな意見がある中で、大人だからこそわかる。
との意見が多かったですね。自分もそう思います。
大人に限定せず、学生にも伝わるものがあるんじゃないかなとも思います。
まさに、「たかが絵本、されど絵本」でした。
子どもが見るもの、という先入観を捨てて、是非一度読んでみてほしい作品です。
他にも、割と最近になって、『えんとつ町のプペル』という作品にも目を通しました。
こちらの著者は、お笑い芸人のキングコングの西野亮廣さんです。
何よりも絵がきれいで、話もすんなり入ってきました。
今の歳になって読むからこそ、感じるものもありましたね。
幼き自分が読んでいたら、こう解釈はしていないだろうと思いながら読み進めました。
英訳もついてて、それが個人的にはポイント高かったです。
絵本は小説より、子ども時代から親しみがあるでしょう。だからこそ、
改めて読むことで、気付くものを感じてほしいなと思いました。
本を読むのが、苦手な学生へ。
先に書いたように、先入観を捨てて、絵本から始めてみるのもおすすめです。
2019.12.16 | 香久山教室
授業の中身(香久山教室)
別教室の先生から、ブログを見ているとお声をいただきました。
非常にありがたいことです。
書く内容が薄くならないように、と焦っています(笑)
さて、内容に迷いましたが、星の動きに的を当てて、話していこうと思います。
中学三年生の理科の授業でちょうど差し掛かっている頃だとも思うので。
香久山教室では、地球の自転「地球が、一日に一周回転すること」と
公転「地球が、太陽の周りを回転すること」まで授業を終えていますが、
ここまで内容を進めると、「何か月後には、どの位置で星が見えますか?」と
いったような問題に触れることになります。
このような問題に取り組む時、一番ネックになるのが、
公転による、1か月単位のズレと自転による、1時間単位のズレを
同時に考えなければならない点ではないでしょうか?
1つの問いに対して、2種類以上の処理を求められる厄介なパターンです。
さらには、南の空を見るのか、北の空を見るのかで、
星の動きの向き(時計回り・反時計周り)が違うことも考慮しなければならない、と
なんとも癖の強い問題ですね。
昔の自分がとても苦手だった覚えが…(笑)
自習に来ている子に、「ちょっとだけ時間ちょうだい」とお願いして
半強制的に少しずつ量をこなしてもらっています。笑
苦労している様子も見受けられますが、理解しようとしてくれる姿には
嬉しさを覚えますね。
それでも苦手な子には、時間が許す限り、同じ説明を何度もします。
時には、身振り手振りのジェスチャーも。
指導で悔やまれるのが、画力が乏しいことです。
天体では、あまり苦労しませんが、2年生の範囲の人体は絵を描くのが難しかった(笑)
でも,理科において、絵は重要なポイントなので、磨きをかけたい部分ですね!
来週は2年生の授業で、真空放電管(クルックス管)の確認をしたいので、
少しその絵を練習をしてみようと思います。笑
「授業の中身」がテーマでしたが、無い物ねだりみたいになってしまいましたね(笑)
来週も張り切って指導にあたっていきます。
2019.12.13 | 香久山教室
単語のコアイメージ(香久山教室)
さっそくですが、コアイメージとは、「単語の中核的な意味」のことです。
具体的に言うと「文脈や状況に左右されない言葉の意味」です。
コアが「核」という意味です。
同じような意味で、文に対してどちらを使うべき?
という場面に出くわす時があると思います。
その時、重要になるのが、このコアイメージです。
英語を勉強していると、「食べる」という意味でeatやhaveなどがありますが、
どちらを書けばいいですか?などの質問を受けたりもします。
中学英語では、余程のことがない限り、どちらを書いても丸をもらうでしょう。
ただ、今回はそこをもう少し詰めてみようと思います。
eatは食べる行為自体に重心を置きます。
haveは食事の時間をとることに重心を置きます。
なので、eat a lunchであれば昼食をとったという事実がわかりますが、
have a lunchであれば(誰かと一緒に)楽しく食事をしたという表現になります。
中でも、bite「かじる」を使った表現で、
eat a biteだと「かじってみて」ですが、
have a biteだと「かじってみて」→「味を楽しんで」→「味見してみて」となります
こう考えてみると、正しく使えた方がいいですよね。
英語は、単語が持つ微妙な違いがわかっている必要もあるので、
最近はこのコアイメージを紹介している本に目を通すようにしています。
他にも、「笑う」もsmileとlaughとありますが、smileは「微笑む」
laughは「(声を出して)笑う」といった違いがあります。
習ったことがあるような意味の新出単語に出会った時に、あれとどう違いますか?
と質問をもらうこともありますが、嬉しい限りですね!
それだけ前のめりに、意識を向けているという証拠なので。
即答できるように、日頃からコアイメージの違いを吸収していきたいと思ってます。
そして、このコアイメージ。
英単語だけでなく、日本語においても違いがあります。
先日、テレビで見た例を引用しますが、「帰郷」と「帰省」
どちらも、故郷に帰るという意味で使われますよね?
でも、「帰省」の省には、「親の安否を確かめる」という意味があるとのことで、
故郷へ帰って、親の安否を確かめる。までを言うそうです。
まさしく、省の持つコアイメージを捉えた上での違いであると感じましたね。
調べだしたらキリがありませんが、こういう微妙な違いに意識を向けながら、
新しいことを学んでいきたいと思う次第です。
2019.12.12 | 香久山教室