深海は別世界なのか?(徳重教室)
徳重教室の堀です。
本日も、本の紹介です!
気になっていた『why?深海のふしぎ』が書店で見当たらなかったので、似た内容の図鑑として、『海底大冒険!』(実業之日本社)をご紹介します!
出版社は、ドラマ化されて月9でやってる「監察医 朝顔」の漫画を出版している会社ですね。
さて、内容ですが、
今まで紹介してきた図鑑と同じで、小学生向けにゆるーい絵と解説で興味を引く内容がたくさん書かれています。
中学理科で習う、「海嶺」や「海溝」であったり、中学社会でならう「造山帯」や「海流」や「グレートバリアリーフ」などが取り上げられていて、予備知識の習得にはもってこいですね。
「シーラカンス」や「バミューダトライアングル」など、ロマンや不思議系についても、バッチリ触れられています!
もちろん、一番のロマンである深海についても触れられています。
深海といったら、
まだ見ぬ生物や物質で満ち溢れ、人類に影響を受けていない、想像を超える原始の世界が広がっている!
と想像しちゃいますよね!?
でも、色々と調べてみたら、ちょっと違うようです。
これは、図鑑には載っていない内容ですが、
なんと、
深海は人類の作り出した化学物質で満ち溢れ、深海の生物のからだからは、高濃度の化学物質が検出されているようです。
また、約1万メートルの深さの海底で、お菓子の袋が見つかることすらあるようです。
この化学物質は今は使われていない物質のようなので、おそらく高度経済成長の頃の物質だと思われます。(どこの国が排出した物質なのかはわからないけど)
ロマン広がる別世界だと思っていた深海ですが、悪い意味で地上付近の世界と繋がってしまっていました。
各国の高度経済成長が現在の豊かさを作ったのは事実で、有り難いことなのですが、豊かさに感謝しつつ、負の遺産の処理にもしっかりと目を向けないといけないんだな、と考えさせられました。
どっぷり重たい空気になってしまったので、色んな意味で深ーい知識を得ることができるきっかけになる本でした!
と締めておきます。笑
興味があれば、ぜひ読んでみてください!
では、また!