お知らせ

要望と我儘は紙一重(長久手教室)

ふと思い出した話で。

 

 

 

長久手教室は2階建てで5つの部屋に分かれてます。

 

 

メインで授業を行う部屋が2つ、自習室が2つ、

講師の部屋が1つといった感じです。

 

 

 

 

2階は自習室が2部屋、授業を行う部屋が1部屋

となっているのですが、自習室は基本的に

ドアを閉めてはいけないというルールに

なっています。

 

 

 

 

完全に講師の目がなくなるので

サボり出す子が増えるからですね。

 

 

 

 

さて、今から6年ほど前。

 

僕が長久手教室に異動してきた年でした。

 

 

 

2階の部屋で授業をしていた時に、

当時中3の女子生徒が自習に来ました。

 

 

 

その子はとても勉強に前向きな生徒。

自習中もすぐに質問が聞けるように

なるべく入り口近くの席に座り、

授業中でも講師の手が空いている時を

見計らって質問に来るような子でした。

 

 

 

 

その日も授業をやっている部屋の隣にある

自習室に入り、入り口近くの席で

自習を始めました。

 

 

 

しばらくして、授業を行っていたら

不意にガチャンと音がしました。

 

 

 

 

「ん?」

 

 

気になって見に行くと開いていたはずの

自習室の扉が閉まっていました。

 

 

 

勝手に閉まったとは考えにくいので

彼女に尋ねる事に。

 

 

 

 

「なー、今扉閉めたー?」

 

 

 

「はい、閉めました。」

 

 

 

「ルール的に閉めたらダメなはずやけどどした?」

 

 

 

「そっちの授業の声が気になっちゃって。

集中したいんで閉めて良いですか?」

 

 

 

 

 

 

授業中は説明を入れたり、生徒に答えさせたり

笑いをとったりするので多少の声や音は

どうしても出ます。

 

 

 

そして自習部屋の扉が開いている事は

最初からわかっている事です。

 

 

自分から質問しやすいように

なるべく近くに来ておいて、

授業中の声や音が気になるからと

扉を閉めるという行動は、

僕には我儘な行動のように感じます。

 

 

 

うるさく感じるのならば、自分の部屋で

やるとか、自習部屋を変えるとか、

奥の方に座るといった工夫も出来ます。

 

 

 

 

これは正してあげなきゃいけない

案件だと感じました。

 

 

 

 

 

「ん-悪いけどそれはあかんわ。」

 

 

 

僕の返答が意外だったのでしょう。

 

 

え、なんで?なんて吹き出しがつきそうな

表情を浮かべていました。

 

 

 

とても真面目な子ですし、悪気があった

訳でもありません。

 

 

 

笑いを入れつつ先ほど書いた内容を

彼女に伝えました。

 

 

 

 

 

「親に『今から勉強するから静かにしてて!』

なんて言った事あったりする?」

 

 

 

「え、あります。」

 

 

 

「お前、女王様か!笑」

 

 

 

「一人で勉強している気になってんじゃねーわ!笑」

 

 

 

「親がサポートしてくれている事を

忘れちゃあかんぞ!」

 

 

 

なんてやりとりもありましたが、

ちゃんと理解し納得してくれました。

 

 

それ以降、そんな発言はなくなり

無事卒業していきました。

 

 

 

正しいレールを敷いてあげられたかなと

思います(^^)/

 

 

 

 

という事でふと思い出した

懐かしい話でお送りしました。

 

 

 

今日はこの辺で。

ではでは。

2022.01.14 | 長久手教室

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