歴史の豆知識③(長久手教室)
今日は歴史の豆知識第三弾。
「歴史上の人物の名前について」
です。
中学校の歴史の教科書では、
たくさんの人物が出てきます。
①中臣鎌足、藤原道長、平清盛、源頼朝、
②足利尊氏、織田信長、徳川家康、坂本龍馬
などなど。
あえて①と②という風に分けたのですが、
どういう違いで分けられているか
わかりますか?
正解はですね、
①は「なかとみのかまたり」
「ふじわらのみちなが」など
姓と名前の間に「の」が入る人物です。
②は入らない人物ですね。
これ気になった人いると思うんです。
僕なんかそうでしたし。
これまた簡単に言ってしまうと、
中臣とか藤原など、「の」がつくのは
地名や職業から取っているものと
天皇から与えられたものがありますが、
「氏」と呼ばれるものです。
一方、足利や織田などの「の」が
つかないものは「苗字」です。
支配していた領地や地名から
とられていたという事ですが
要は現在の苗字と一緒です。
鎌倉時代初期を境に、苗字の人物が
出てくるので、武士の力が強くなり、
苗字を使用する人が多くなってきた
のではないでしょうか。
鎌倉時代以降も氏がなくなったわけ
ではなく、文書などにサインをする
公式の場では、「平朝臣信長」や
「源朝臣家康」などちゃんと氏を
入れていたようです。
お、今日は豆知識っぽくなりましたね!笑
という事で、歴史上の人物の
名前の違いについてでした。
今日はこの辺で。
ではでは。
2020.06.22 | 長久手教室