勉強をやめる覚悟 後編(長久手教室)
昨日の続きから。
これ以上勉強をしたくない。
高校行きたくないから就職する。
と言ってきた生徒に対して、
極めて冷静に伝えました。
「今すぐに勉強をやめる覚悟ある?」
「その覚悟があるのなら俺から親御さんに
話してあげるけど。 どうよ?」
「………。」
「今すぐ勉強やめて働くって言ったじゃん?」
「それがどれだけ大変な事かわからない
訳ではないでしょ?」
「もし仮にどこかに就職できたとしても
勉強が嫌だから就職しますってやつ
絶対すぐ仕事辞めるわ。」
ここまで伝えた時に、言っている事
全てが本心ではないという確信が
あったので聞いてみました。
「本当に高校に行きたくないって思ってる?」
「、、勉強は嫌だけど高校は行かないと
って思ってます。」
「そう思っているならば悪いこと言わないから
勉強しなって。」
「いつも手抜いてるけど、割と勉強できるの
俺知ってるよ?」
「『勉強したくない』って気持ちと
『高校行かなきゃ』って気持ち、
どちらを選ぶか考えな。」
「どちらを選んでも尊重してやるわ。」
その子は泣きながらも話は
聞いてくれていて、
その日はゆっくり考えやーと
家に帰しました。
さぁ3年経った今。
その子は高校に通っています。
それ以降も何度か
「やりたくない!」という気持ちに
なっていましたが、最終的には
「高校に行かなきゃ!」という気持ちを
選んでくれたようで、高校にも無事合格して
うちを卒業してくれました。
説教っぽく伝える事は簡単なのですが、
昨日も言った通り、勉強嫌いの子は
根が深い事が多いです。
怒ったところで根本的な解決には
ならないと思うんですよね。
これからもこういう子はどんどん
現れると思うので、その都度
生徒の気持ちに寄り添って
あげたいと思います(^^)/
という事で、この時期になると
ふと思い出すお話でした。
今日はこの辺で。
ではでは。
2020.09.19 | 長久手教室