ノートまとめの功罪③(吉根教室)
(前回のつづき)
ノートまとめを経た勉強法には大事な注意点があります。
※必ず問題を解いて知識のアウトプットをする!!※
これです。
ノートまとめという勉強は、
ノートにまとめて満足し、完結してはいけません。
ノートまとめという勉強法は、
勉強の種類でいうなら「守り」(インプット)の勉強法です。
準備として知識を頭の中に入れていく勉強ですね。
当然ですが、入れたものは出さなければいけません。
これが「攻め」(アウトプット)の勉強です。
問題を実際に解くことで、知識の定着を確認します。
セルフテストなどのように呼ぶこともありますね。
吉根教室でもよく言いますが、
本当に覚えたかどうかは自分自身でもよくわかりません。
だから、きちんと自分の記憶をテストすることを忘れてはいけません。
覚えたつもり状態を回避しましょう。
また、
数学や理科の計算問題なら、
「解き直し」をすることが大切です。
ノートに解法手順などをまとめたら、
それを覚えて、実際に解けるかどうか確かめてください。
ここで大事なことは、
1回の解き直しで満足しないことです。
計算問題が得意な人は構いませんが、
特別得意ではない人は、
石橋を叩いて渡る方式で何度も確認が必要です。
すぐに1回解き直したら、
次の日も解き直してみて、
1週間後に再度解き直してみて、
テスト本番直前に解き直してください。
難しい問題ほど効果があります。
ということで、
ノートまとめ勉強法に否定的な姿勢を示しながら、
なんやかんやで具体的に効果的な方法を列挙してしまいました(笑)
まあ、ここからの後半で理由を述べますが、
ノートまとめのすべてを否定しているわけでないからです。
(つづく)
2019.09.06 | 吉根教室