言葉の由来(香久山教室)
自分は気になることは割とすぐ調べる方だと思っているのですが、
最近「へぇ~」と思ったことを1つ紹介したいと思います。
「烏滸がましい」
ひらがな表記だと「おこがましい」ですね。
意味は、①身の程をわきまえない ②生意気である ③ばかばかしい です。
何かの場面で見たのですが、なぜ「烏滸がましい」と書くのか?
気になり調べてみました。
「烏」カラスとも読みますね。大人であれば一度は目にしたことがあるかと思います。
「滸」ほとり・きし という意味。
「烏滸」ばかげている・滑稽で人の笑いを買う様な有様を指す。
※ちなみに、 「烏」 鳥の字から一本引いた漢字をしていますが、
こちらの由来は「鳥」という感じの成り立ちを考えたときに、
横棒が目を表しており、「烏」は姿が真っ黒で目がどこにあるか
見えないから横棒が一本足りないと言われています。
割と有名かとは思っていましたが、小学生が知っていたことには驚きました。
脱線してしまいましたが、「烏滸がましい」
この言葉の由来自体は中国の後漢時代までさかのぼるそうです。
その当時、黄河流域で騒ぐ人たちのことを「やかましい」というニュアンスから
カラスと呼んでいたらしく、それが今の時代まで続いているそうです。
なるほど!と同時に、それほど昔にも中国で「カラス」という言葉が
存在したことにも驚きました。
新しい発見の毎日を過ごしていきたいものです。
2019.10.28 | 香久山教室