ミョウバンとアジサイ(徳重教室)
徳重教室の堀です。
本日はコチラの本を紹介します!
『ときめく花図鑑』(山と渓谷社)
出版社は、1930年に創業した山岳や登山関連の書物をメインに出版している会社です。
山岳に関連して、花や生き物の図鑑も多数出版されています。
著者は、中村文さん。
文学部出身ということで、花にまつわる歴史や詠まれた和歌などが取り上げられていて、文系寄りな花図鑑に仕上がっています。
僕は、生態などの理系の話も好きですが、文系の話(特に歴史)も好きなので楽しく読めました!
対象はやや大人向けですね。
小学生だと、難しい漢字が多いので読むのは少し大変かもしれません。
でも割り切って、写真を楽しみ、文章の分かるとこだけ読んでも十分楽しめるとも思います!
中学理科の教科書に登場する花もたくさん載っていて、いい予備知識を得られると思います!
ところで、みなさん。
アジサイの赤や青の色がついてるところは、「花弁」ではなく、実は「がく」ということ知っていますか?
この写真の赤色のところは、「がく」ですからね!
教科書にも載ってますね!
あと、赤色のアジサイに育てたければ、
土を「弱アルカリ性」に、
青色のアジサイに育てたければ、
土を「弱酸性」にすれば、好きなように色を変えられます。
色は土の性質で決まるんですねー!
細かい話、アルミニウムイオンが関係しています!
うーん、面白い!
※念のため補足ですが、種類によっては土の性質に関係無く初めから色が決まっているものもあります。
ちなみに、青色にしたければ、中学理科の溶解度のところで出てくる「ミョウバン」の水溶液を撒けばなります。
ミョウバンはこんなところで大活躍する物質なのです!
夏に活躍する制汗スプレーにも使われてもいます!
理科はよくわからない物質が出てくるので、雑学に救われますね。
日々面白いネタを探したいと思います!
では、また!