原理原則と思考回路(吉根教室)
春もそろそろ終わりですね。
家の近くの桜並木も
完全に青々としてしまい、
ちょっと寂しいこの頃です。
さて、
突然ですが、「海陸風」って知っていますか?笑
中2理科の天気の単元で勉強する内容です。
海に面した地域では、
昼間には陸地の方が海の上よりも気温が高まりやすく、
それにより陸地側の空気が膨張して上空へ上昇、
すると上昇気流が発生し、
陸地は低気圧、海上は高気圧という気圧配置になります。
風は高気圧→低気圧へと吹くので、
海から陸へと風が吹く=「海風」が発生します。
同じように、
夜には逆に、陸から海へと風が吹く=「陸風」が起きます。
ちょっと簡単な説明ですが、これが「海陸風」という現象です。
全国の高校入試問題でも近年よく出題される内容で、
このメカニズム(仕組み)を理解することが大切です。
同様に他教科でも、
このようなメカニズム、原理原則といった、
根本的な内容の理解から目を背けてはいけません。
これは別に勉強に関してだけでなく、
普段の生活の中でも、
「どうしてそうなるんだろう?」
「何でそんなことが起きるんだろう?」
というような疑問を持ち、
原因や理由を考える思考は非常に大切です。
吉根教室では、
時に1問の問題解説に1時間以上を費やし、
根本的な原理の理解、
というより、
そもそも何が根本なのか?
というところから考える授業を展開します。
例えば上記の海陸風の解説ならば、
暖められた空気が膨張する仕組みから説明します。
生徒全員に
単に覚えるという行為にも、
普段から原理原則や原因、理由を付した思考回路で、
物事を捉えて欲しいなと願うばかりです。