カルピスの歴史②(徳重教室)
徳重教室の堀です。
以前、「カルピスの歴史」を書いたのですが、そのときに触れられなかった細かい内容があります。
本日は、そんな補足的な内容をお話ししたいと思います!
①なぜ、カルピスソーダが先で、カルピスウォーターが後なのか
この理由、気になりませんか?笑
堀リサーチによると、
この理由は、「技術的な問題でカルピスソーダしか販売できなかったから」のようです。
当時の技術だと、すでに水で薄めてあるカルピスウォーターは、長期の保存だと菌が繁殖してしまって品質が保てなかったようです。
乳酸菌の力で腸をキレイに保つ商品なのに、飲んだら全員下痢になるってわけにはいかないですからね。
ですが、炭酸水の入っているカルピスソーダは、炭酸水が菌の繁殖を抑える効果を持っているので、この問題をクリアし、販売できたわけです。
炭酸水には菌の繁殖を抑える効果があるんですねー。
②カルピスソーダやカルピスウォーターの開発が始まった背景
これもなぜだか気になりませんか?
調べたところ、
理由は以下のようです。
1970~1980年にかけて、自動販売機の設置台数がめちゃくちゃ増えます。
当時を思えば、お金を入れてボタン一つ押すだけで、美味しい飲み物がすぐ飲めるなんて画期的ですもんね。
それに対して、カルピスは原液を薄めるという手間がかかる、、、。ぶっちゃけめんどくさい!
ってことで売り上げは、激減したそうです。
やばい!すぐ飲めるやつ開発しないと!と焦るカルピスですが、当時の技術的にカルピスウォーターは作れない!泣
でも、カルピスソーダならできるぞ!ってことで1973年に誕生したわけです。
石油危機(1973)の憂いをシュワーっと爽快に吹き飛ばしたかったわけではないようです。笑