お知らせ

読解力をあげるためには?(香久山教室)

良く言われる手法ですが、無難に本を読むことが近道じゃないでしょうか?

語彙も増えますし、良いこと尽くめだと思います。

自分が読書によって感じたものも事実としてあるので、

そういった意味からも、読書を勧めるようにしています。

以下に、自分が読んできた本を一部ご紹介します。

 

養老孟子さんが著した『バカの壁』

人々が言う「わかる」とは、いかに表面的なものであるかを、

思い知らされます。

 

中身を伴った「わかる」とはどういったものであるのか。

では、そのために何が必要なのか。

それを考えながら読めたりもします。

表紙や中身が、一見お堅く見えますが、読んでみると思いの外

ハイペースで読めるので、そういった意味でもおすすめです。

 

 

 

他にも、『チーズはどこへ消えた?』や『迷路の外には何がある?』

など有名どころは過去に読んできましたが、自己啓発に近いものが多いので、

学生におすすめでは…な…

 

 

いやいや、スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』と

『迷路の外には何がある?』はおすすめですね。

社会(世の中)的な要素を多分に含むのは否めませんが、

今の自分を見つめ直す、どうしたらいいかを考えることが大事だと思わせてくれます。

それに何より、、、薄い!!!

本が苦手な子は、その厚みに根負けするところもあると思いますが、

この2冊は薄いので、すぐ読めます。

登場人物もキャラ付けされていて、感情移入しやすかったり、

挿絵ではないですが、要所要所でキーワードを大々的に

見せてくれるので、整理がしやすく、飽きも来ないと思います。

※ちなみに、後者の『迷路の外には何がある?』は、

『チーズはどこへ消えた?』の続編なので、読書を継続するにも

役立つことでしょう。

 

 

読んだからと言って、読解力が簡単に上がるわけではありませんが、

確実に力にはなると思うので、上記の本を含め、簡易図書館を設置したいと考えています。

自分が最近電子書籍に切り替えていることと、昔読んだ本を処分してしまったりが

重なって少ないですが、徐々に増やしながら、おすすめの本を提示できればなぁと思っています。

もちろん、学生向けに、もう少し読みやすいものもそろえようとは思います(笑)

 

ではまた。

2019.12.17 | 香久山教室

大人になって読む絵本(香久山教室)

お休みの間に機会があり、絵本を読みました。

『100万回生きたねこ』という作品です。

以前、テレビで話題にもなっていたので、ご存じの方もいらっしゃると思います。

 

自分は、幼い時に絵本を読んできたタイプではなかったので、

新鮮な気持ちで読みましたが、素晴らしいの一言に尽きますね!

初版は1977年と、だいぶロングセラーな作品ですが、

その意味がわかる作品でした。

ネタバレは良くないので、内容は伏せますが、レビューを参考に伝えるなら、

さまざまな意見がある中で、大人だからこそわかる。

との意見が多かったですね。自分もそう思います。

大人に限定せず、学生にも伝わるものがあるんじゃないかなとも思います。

まさに、「たかが絵本、されど絵本」でした。

子どもが見るもの、という先入観を捨てて、是非一度読んでみてほしい作品です。

 

他にも、割と最近になって、『えんとつ町のプペル』という作品にも目を通しました。

こちらの著者は、お笑い芸人のキングコングの西野亮廣さんです。

何よりも絵がきれいで、話もすんなり入ってきました。

今の歳になって読むからこそ、感じるものもありましたね。

幼き自分が読んでいたら、こう解釈はしていないだろうと思いながら読み進めました。

英訳もついてて、それが個人的にはポイント高かったです。

 

絵本は小説より、子ども時代から親しみがあるでしょう。だからこそ、

改めて読むことで、気付くものを感じてほしいなと思いました。

本を読むのが、苦手な学生へ。

先に書いたように、先入観を捨てて、絵本から始めてみるのもおすすめです。

2019.12.16 | 香久山教室

授業の中身(香久山教室)

別教室の先生から、ブログを見ているとお声をいただきました。

非常にありがたいことです。

 

書く内容が薄くならないように、と焦っています(笑)

 

 

さて、内容に迷いましたが、星の動きに的を当てて、話していこうと思います。

中学三年生の理科の授業でちょうど差し掛かっている頃だとも思うので。

香久山教室では、地球の自転「地球が、一日に一周回転すること」と

公転「地球が、太陽の周りを回転すること」まで授業を終えていますが、

ここまで内容を進めると、「何か月後には、どの位置で星が見えますか?」と

いったような問題に触れることになります。

 

このような問題に取り組む時、一番ネックになるのが、

公転による、1か月単位のズレと自転による、1時間単位のズレを

同時に考えなければならない点ではないでしょうか?

1つの問いに対して、2種類以上の処理を求められる厄介なパターンです。

 

さらには、南の空を見るのか、北の空を見るのかで、

星の動きの向き(時計回り・反時計周り)が違うことも考慮しなければならない、と

なんとも癖の強い問題ですね。

 

 

昔の自分がとても苦手だった覚えが…(笑)

 

 

自習に来ている子に、「ちょっとだけ時間ちょうだい」とお願いして

半強制的に少しずつ量をこなしてもらっています。笑

苦労している様子も見受けられますが、理解しようとしてくれる姿には

嬉しさを覚えますね。

それでも苦手な子には、時間が許す限り、同じ説明を何度もします。

時には、身振り手振りのジェスチャーも。

 

 

指導で悔やまれるのが、画力が乏しいことです。

天体では、あまり苦労しませんが、2年生の範囲の人体は絵を描くのが難しかった(笑)

でも,理科において、絵は重要なポイントなので、磨きをかけたい部分ですね!

 

 

来週は2年生の授業で、真空放電管(クルックス管)の確認をしたいので、

少しその絵を練習をしてみようと思います。笑

 

「授業の中身」がテーマでしたが、無い物ねだりみたいになってしまいましたね(笑)

 

 

来週も張り切って指導にあたっていきます。

2019.12.13 | 香久山教室

単語のコアイメージ(香久山教室)

さっそくですが、コアイメージとは、「単語の中核的な意味」のことです。

具体的に言うと「文脈や状況に左右されない言葉の意味」です。

コアが「核」という意味です。

 

同じような意味で、文に対してどちらを使うべき?

という場面に出くわす時があると思います。

その時、重要になるのが、このコアイメージです。

 

英語を勉強していると、「食べる」という意味でeatやhaveなどがありますが、

どちらを書けばいいですか?などの質問を受けたりもします。

中学英語では、余程のことがない限り、どちらを書いても丸をもらうでしょう。

ただ、今回はそこをもう少し詰めてみようと思います。

 

eatは食べる行為自体に重心を置きます。

haveは食事の時間をとることに重心を置きます。

なので、eat a lunchであれば昼食をとったという事実がわかりますが、

have a lunchであれば(誰かと一緒に)楽しく食事をしたという表現になります。

中でも、bite「かじる」を使った表現で、

eat a biteだと「かじってみて」ですが、

have a biteだと「かじってみて」→「味を楽しんで」→「味見してみて」となります

こう考えてみると、正しく使えた方がいいですよね。

 

英語は、単語が持つ微妙な違いがわかっている必要もあるので、

最近はこのコアイメージを紹介している本に目を通すようにしています。

 

他にも、「笑う」もsmileとlaughとありますが、smileは「微笑む」

laughは「(声を出して)笑う」といった違いがあります。

 

習ったことがあるような意味の新出単語に出会った時に、あれとどう違いますか?

と質問をもらうこともありますが、嬉しい限りですね!

それだけ前のめりに、意識を向けているという証拠なので。

即答できるように、日頃からコアイメージの違いを吸収していきたいと思ってます。

 

 

そして、このコアイメージ。

英単語だけでなく、日本語においても違いがあります。

先日、テレビで見た例を引用しますが、「帰郷」と「帰省」

どちらも、故郷に帰るという意味で使われますよね?

でも、「帰省」のには、「親の安否を確かめる」という意味があるとのことで、

故郷へ帰って、親の安否を確かめる。までを言うそうです。

まさしく、の持つコアイメージを捉えた上での違いであると感じましたね。

調べだしたらキリがありませんが、こういう微妙な違いに意識を向けながら、

新しいことを学んでいきたいと思う次第です。

2019.12.12 | 香久山教室

ラテン語(香久山教室)

昨日、ラテン語で【メメント・モリ】という

言葉をご紹介しましたが、このラテン語、

身の回りに、思いの外ありふれています。

 

最近、自分が知ったもので言うと、

数字を意味する、「No.(ナンバー)」です。

英語では、numberと書きますね。

英語にoがないのに、略ではNo.で

あることを疑問に思い、調べて見たところ

ラテン語で「数えると」を意味する、

「numero」に由来するそうです。

※イタリア語、フランス語由来の説もあり

 

日本で英語表記を見ると、自然と

英語由来かなぁ、と思ってしまいますが

その先入観を打ち破る例ですね。

ちゃんと調べもせず、自己解釈で

進んでしまうと痛い目を見るという

捉え方も出来るんじゃないでしょうか?

 

その他にも、午前午後を意味する

「a.m.」は「ante meridiem」

(アンテ メリディエム)

「p.m.」は「post meridiem」

(ポスト メリディエム)

が由来だそうです。

調べてみたきっかけは、中一の英語で

該当範囲だからでした。

直接関係はありませんが、物事に興味を持つ

きっかけになればいいなと思っているので

授業に取り入れてみようと思います。

反応が良いといいですが…(笑)

 

 

自分のブログはこういった由来に

通ずるものが多いですが、全般通して

ある物事を原点まで回帰してみよう。

ということが伝えたいことになります。

最終的に納得出来なくても、それを

調べる労力が、いわゆる勉強脳

作っていくものであると思っています。

2019.12.11 | 香久山教室

メメント・モリに学ぶ(香久山教室)

【メメント・モリ】

聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。

 

これは、ラテン語で「いつか、自分が死ぬことを忘れるな」という意味です。

仏教ではブッダが、人間はいつか死ぬことを忘れるものと表しています。

よく知っている人や、肉親が亡くなると、悲しんだり、かわいそうと思っても、

それによって自分が死ぬことに驚くことはない。

悲しさは一時的なもので、時間が経てば、また元通りの生活に戻るものだ。と。

自分が死ぬとは到底思ってもいないのが自分たちの姿であると言っているのです。

しかし、死は確実なものとして自分に訪れます。

 

極端な話ではありますが、死と隣り合わせであることを意識することで、

人生の選択を間違わないようにする。という戒めの意味も含んでいるのです。

かの有名なアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏も講演の場において引用したり

日本においてはビートたけし氏が【メメント・モリ】が道徳の土台であるとさえ言っているのです。

 

人生の岐路において、選択を間違わないようにするために、覚えておきたいなと思う言葉でした。

 

 

テーマが割と重めですが、せっかくなので、これに近しい格言もご紹介します。

言わずと知れたインドの有名人:ガンディーの言葉に、

Live as if you were to die tomorrow.   Learn as if you were to live forever.というのがあります。

意味は「明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい」です。

ガンディーがどう捉えていたのかはわかりませんが、死を身近なものとして捉えることで

日々を大事に、また勉強においては終わりがないものとして、死ぬまで継続しなさいという

意味をうかがい知れるので、自分は気に入ってます。

 

格言に影響されやすい質なので(笑)、こういった言葉に触発されながら

日々を大事に過ごしていこうと改めて思った一日です。

2019.12.10 | 香久山教室

学問に王道なし(香久山教室)

「学問に王道なし」

この業界にいる者からは、多くの賛同を得られることわざかと思います。

エジプト王プトレマイオスが「幾何学を学ぶのに簡単な方法はないか」

と問うたのに対して、ユークリッドが答えた言葉ですね。

 

意味:学問には簡単に習得できる近道というものはない。

 

 

いやぁ、恐ろしいほどの正論ですね。

勉強していると、わからない問題に触れ合うことは数多くあります。

その時の姿勢の違いが、このことわざに表れていると思うのですが、

 

ただ答え合わせをして、書き写す。これは力になりません。

 

このことわざの意味を知っている(本能的に)子は、問題の解説を読んで

どこがわからないかを質問してくる傾向にあります。

 

根本的に理解しない限りは、同じことを繰り返すだけで、無為に時間を過ごしてしまいます。

確かに、解説を読むことが面倒だったり、苦手な科目に取り組むのがしんどいものであることはわかります。

質問すればすぐに答えが出る環境、またそういった時代になってきているのもひしひしと感じますが、

今後、求められるのはそれに甘える弱々しさではないはずです。

 

問題をやってきなさいと言っても、わからないを上書きしました。と

ならないように、「急がば回れ」の精神で取り組んでほしいなと思います。

その為にも、根本理解になるよう、僕自身あの手この手で指導に臨みます。

 

 

タイトルは、語彙力を上げるために、ことわざを少しずつでもいいから覚えていこうと

生徒に伝えたので、そのきっかけとして引用しました。

2019.12.09 | 香久山教室

休校のお知らせ(香久山教室)

香久山教室では、テスト対策明けの

週と言うことで、本日から休校と

させていただきます。

 

次の開校日は12月2日(月)となります。

何卒、よろしくお願いいたします。

2019.11.27 | 香久山教室

言葉の由来(香久山教室)

自分は気になることは割とすぐ調べる方だと思っているのですが、

最近「へぇ~」と思ったことを1つ紹介したいと思います。

 

「烏滸がましい」

ひらがな表記だと「おこがましい」ですね。

意味は、①身の程をわきまえない ②生意気である ③ばかばかしい です。

何かの場面で見たのですが、なぜ「烏滸がましい」と書くのか?

気になり調べてみました。

」カラスとも読みますね。大人であれば一度は目にしたことがあるかと思います。

」ほとり・きし という意味。

烏滸」ばかげている・滑稽で人の笑いを買う様な有様を指す。

 

※ちなみに、 「」 鳥の字から一本引いた漢字をしていますが、

こちらの由来は「鳥」という感じの成り立ちを考えたときに、

横棒が目を表しており、「」は姿が真っ黒で目がどこにあるか

見えないから横棒が一本足りないと言われています。

割と有名かとは思っていましたが、小学生が知っていたことには驚きました。

 

脱線してしまいましたが、「烏滸がましい」

この言葉の由来自体は中国の後漢時代までさかのぼるそうです。

その当時、黄河流域で騒ぐ人たちのことを「やかましい」というニュアンスから

カラスと呼んでいたらしく、それが今の時代まで続いているそうです。

 

なるほど!と同時に、それほど昔にも中国で「カラス」という言葉が

存在したことにも驚きました。

新しい発見の毎日を過ごしていきたいものです。

2019.10.28 | 香久山教室

意志(香久山教室)

日々、授業を行っていると

生徒を尊敬する瞬間が幾度も

訪れます。

 

今、香久山教室では数学に関して

全学年、予習の傾向にありますが、

分野的に、生徒目線で見ると

辛い単元にさしかかっていると感じます。

 

そんな中、弱音は吐いても、すぐに

諦めることはしない生徒が多いです。

必ず、自分なりの答えを出してくれます。

また、部活等で疲れていても、その日中に

終わらそうと頑張ってくれます。

 

小学生~中学3年生にかけてですが

あとに回すと余計につらいことを

理解しているからか、前向きな姿勢を

見せてくれています。

 

こういった姿勢に触発されて

いたいなと感じましたね。

2019.10.14 | 香久山教室

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