ラマヌジャンと円周率(神丘教室)
こんにちは。天野です。
今日は数学の偉人の紹介です。
数学の歴史上の人物で、”魔術師”と言われているラマヌジャンという人がいます。
ラマヌジャンは数学者の中では、かなり異質で、天才の方向性がぶっとんでます。
ラマヌジャンが独自に発見した公式は約4000あり、
後世の数学者から見ても「どうやって思いついたかわからない」と言われています。
例えば、円周率πってありますよね。
πは無理数で、永遠に続く小数でその数の並びに法則性がないことが知られています。
ラマヌジャンはこのπにできるだけ近い数字を計算で出そうとする研究をしていました。
ラマヌジャンの発見より前に使われていた簡単な式でいうと
(下線部が円周率と一致する部分)

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がありますが、ラマヌジャンが考えたものは

どうやったらこんな式が思いつくのでしょうか。
(見慣れないルートの形ですが、4乗根、つまり4回掛け算したら22分の2143になる数という数字です。)
しかしラマヌジャンはこんなものではなく、本気を出してこのような形で、
円周率をかなり高い精度で求めることができる式を編み出しています。

………………………………
意味わからなさすぎでしょ………………
ちなみにΣ(シグマ)の記号や!(階乗)の記号は高校では習うので、
高校数学までやると、一応、式の意味は理解できます。
(気になる人は天野に聞いてみてね)
そんな記号を使った計算はとりあえず置いといて、一体どういう脳みそを使ったらこんな式が思いつくのかと。
何その26390とか1103とか396はどこからきたの、なんでそれを足したり、かけたり、累乗したりしようと思うの。
ラマヌジャン、魔術師すぎる。
極めつけが「どうやってこんな式を思いつくのか」と本人に聞いたところこう答えたそうです。
「夢の中でナマギーリ女神が教えてくれる」
?????????????
真面目に答えて??????????
と言いたいところですが、どうやら真面目に答えているらしい。
実際、本当にラマヌジャンは信仰深い人だったそうです。
この意味わからない発想の式が土台となり、
2024年に円周率は105兆桁まで新たに計算できたそうです。
現在にもつながる発見ですね。
その気になる105兆桁目の数字は….
6!!!









