お知らせ

嘘を正すのがベストではない!(長久手教室)

今日のブログを書く上で

大前提を先に言っておきます。

 

 

 

「子供は嘘を吐く。」

 

 

 

湊は嘘を吐かれるのがとても嫌いです。

(まぁ好きな人はおらんでしょうけど)

 

 

 

 

ただ、塾という場において子供の嘘を追及して

正すのがベストではないと認識しています。

 

 

 

今回はそんな話です。

 

 

 

 

もう6~7年前の話です。

 

 

当時小学生5年生だったある生徒の

宿題をチェックしていた時の事。

 

 

 

湊「あれ、一問も解いてないじゃん。」

 

 

生徒「あー、全部わからなかったんです。」

 

 

 

今となってはそんな事はありませんが、

当時はそう言ってくる生徒はたまに

いました。

 

 

 

 

正直、こんなのはほぼ嘘なんです。

 

宿題をサボるための。

 

 

 

「宿題忘れました。」と言ったら怒られるし

ペナルティも科されるので、

「わからなかった。」と言っているだけです。

 

 

 

 

そもそも授業でやった内容を

宿題で出すのでわからない事は

考えにくい。

 

 

 

 

これを「嘘だろう! 正直に言え!」

と言う事は簡単です。

 

 

 

ただそれでは根本的な解決には

ならないわけです。

 

 

 

それで正直に言うようになるとも

思えませんし、宿題をやらなかった事実は

変わりません。

 

 

 

 

そこでどう対応をしたか。

 

 

 

「嘘にしろガチにしろ出来ないのは

マズいわけじゃん?」

 

 

「勉強を出来るようにする場所が

塾なわけなのね。」

 

 

「だから出来るようにさせるのが

俺の仕事ってわけ。」

 

 

「次回以降、全部わからなかったって

宿題を持ってきた場合は、

居残りして塾で宿題をやってもらうわ。」

 

 

「ここでやれば質問が出来るわけだから

わからない所はわかるまで説明するし。」

 

 

 

 

 

こう伝えたその後。

 

 

 

その子は毎回ちゃんと宿題を

やってくるようになりました(^^)/

 

 

 

 

これが僕のベストです。

 

 

 

嘘を吐くな! 正しい人間であれ!

 

なんて言っても簡単には変えられません。

 

 

 

 

ならば、ちゃんと宿題をやってくるように

仕向ける事の方が簡単ですし大事です。

 

 

 

 

ちゃんとやろう!と思ってくれたのでしょう。

 

 

学校の宿題もサボりがちだったようですが、

それ以降ちゃんとやるようになったと

親御様から聞きました。

 

 

 

 

 

100点の結果になってくれた事を

嬉しく思ったのを覚えています。

 

 

 

どういう言い方でどう伝えるか、

よく悩む事ですが大事ですね。

 

 

 

今どうしてるのかなぁなんて

ふと思い出して印象に残っていた

エピソードを書いてみました。

 

 

 

 

今日はこの辺で。

ではでは。

2021.07.26 | 長久手教室

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