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メメント・モリに学ぶ(香久山教室)

【メメント・モリ】

聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。

 

これは、ラテン語で「いつか、自分が死ぬことを忘れるな」という意味です。

仏教ではブッダが、人間はいつか死ぬことを忘れるものと表しています。

よく知っている人や、肉親が亡くなると、悲しんだり、かわいそうと思っても、

それによって自分が死ぬことに驚くことはない。

悲しさは一時的なもので、時間が経てば、また元通りの生活に戻るものだ。と。

自分が死ぬとは到底思ってもいないのが自分たちの姿であると言っているのです。

しかし、死は確実なものとして自分に訪れます。

 

極端な話ではありますが、死と隣り合わせであることを意識することで、

人生の選択を間違わないようにする。という戒めの意味も含んでいるのです。

かの有名なアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏も講演の場において引用したり

日本においてはビートたけし氏が【メメント・モリ】が道徳の土台であるとさえ言っているのです。

 

人生の岐路において、選択を間違わないようにするために、覚えておきたいなと思う言葉でした。

 

 

テーマが割と重めですが、せっかくなので、これに近しい格言もご紹介します。

言わずと知れたインドの有名人:ガンディーの言葉に、

Live as if you were to die tomorrow.   Learn as if you were to live forever.というのがあります。

意味は「明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい」です。

ガンディーがどう捉えていたのかはわかりませんが、死を身近なものとして捉えることで

日々を大事に、また勉強においては終わりがないものとして、死ぬまで継続しなさいという

意味をうかがい知れるので、自分は気に入ってます。

 

格言に影響されやすい質なので(笑)、こういった言葉に触発されながら

日々を大事に過ごしていこうと改めて思った一日です。

2019.12.10 | 香久山教室

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